G先生の特別支援教室

ブログ初心者です。

#15 視写

こんばんは。

特別支援教室教員Gです。

 

寒いですね。

寒さに弱いので、電車のホームで

文をうつことが辛くなってきました。

私のノロウイルスは落ち着いたようなので

久しぶりの出勤です。

 

今日は視写という活動について

お話したいと思います。

簡単に言うと目と手の協応動作です。

「視ながら写す」

この活動が中々奥が深いのです。

 

利き手側にマス、反対側に同じサイズの

手本が書いてあるA3のプリントが

適しているかと思います。

上に手本、下にマスというものも

目の動きが変わるため有効かと思われます。

 

たくさん文が書いてある手本を

決められた時間で出来るだけたくさん

写していきます。

ある本では、10分間でやっていますが、

集中の持続が難しい特別支援教室の子どもには

2分で全力を出してもらいます。

目標設定は色々あります。

例えば、

自分の学年✖️20文字

を基準にしているところもあります。

私のクラスはそれだと簡単すぎる子や、

到底届きそうにない子など

レベルがバラバラのため、

1学期は

「前回の記録」

2学期、3学期は

必達目標を

「今までの平均」

到達目標を

「今までの最高記録」

として行っています。

今までの自分との戦いなので、

"頑張れば届く"

という具合の目標になります。

最近は子どもの要望もあるため、

"先生の記録"

というものも出しているため、

毎週事前に行って子どもたちに

自身の記録を示しています。

一度だけ1番早い子どもに抜かれちゃいましたが…汗

 

文字の大きさはその子の能力を知って

合わせていきましょう。

例えば、

微細が難しくマスに字をおさめるのが

やっとな子にはマスの大きいもの

やり直しが苦手な子には全部書き切ったあと、

雑な字を丁寧に書き直す時間が出来る程度のもの

簡単に行える子には手本とマスの大きさがバラバラなもの

などです。

 

これも変化をつけるといいですね。

文は毎週変えています。

同じものだとパターンで覚えてしまいます。

文章ではなく、文字をバラバラに並べたものでも

難易度がはるかにあがっていいかもしれません。

数字が書かれているものも行っているのですが、

子どもに聞くとこれはやりやすいそうです。

 

協応動作だけでなく、抑制の効きづらい子にも

効果的なものです。

急いで書くものではありますが、

マスの中に入っている文字だけカウントすると

伝えると一気に抑制課題へと変わります。

また、行末で字数が合わなかった時に

自分で確認する作業も大切となります。

ただし、失敗に弱い子には

一文字間違えたタイミングで

声かけしていかなければいけません。

 

視写は目標とすることを変えることで

様々な課題へとなります。

もちろん他の活動も変えることは可能です。

ポイントはどれだけ1人の子に対して本気で

救いたいと思えるかということです。

なってる気では残念ながらダメです。

どのような方法があるか、

どうしてそうなっているか、

など多くの文献を通して知識を取り入れて下さい。

少々熱くなりました。

一緒に頑張りましょう。

 

それでは…

 

G