G先生の特別支援教室

ブログ初心者です。

#29 個別課題

こんばんは。

特別支援教室教員Gです。

 

皆さんの教室には個別課題というのは

ありますでしょうか?

私がリーダーを務めるクラスにはないのですが、

他のクラスにはあります。

1対1で行うのがセオリーとなっているのでは

ないでしょうか。

都情研などで話すと、

「個別課題になると落ち着いてできる。」

という声もよく聞きます。

 

さて、よりよい個別課題を行うために

皆さんが意識していることはなんですか?

 

私は、

"絶対に認める"

ということを心がけます。

"認める"という言葉を使ったのは、

べたべたに褒められるのが苦手、

まだ信頼関係が結べていない

反抗挑戦性障害の子など褒めが入りづらい子も

いるからです。

君がやっていることは正しいよ、

頑張っているね、

ということを

「そうですね。」

「よく見てますね。」

と、短く淡々と伝えていきます。

反対に低学年や愛着障害の疑いのある子には

べたべたに褒めます。

「天才!」

「100点!」

「めちゃめちゃすごいな!」

(言葉が汚くてすみません汗)

言いながらハイタッチします。

 

ちなみに花丸をつけるという手もありますが、

これは工夫によっては、子供を整える

最高のツールとなるため、乱用しません。

 

特別支援教室には自己肯定感の低い子が

多いです。

その子が心地よくなる認め方を

していってあげましょう。

 

"こちらが間を与えない"

子供が疲れて一呼吸ついてしまうのはいいです。

先生が丸つけに時間がかかったり、

次のプリントを出すのに時間が

かかったりすることは極力避ける努力を

しましょう。

こちらが間を作ってしまうと一気に子どもの

ペースが落ちます。

多動の子のやる気を削ぎ、不注意の子が

別の方向に注意が向いてしまいます。

私の学校では朝ミーティングを行い個別課題の 確認をしています。

朝会があって出来ない場合は、

前日の定時までに時間を作ってミーティングを

行います。

そこで問題の確認ができるため、丸つけ時間は

いくらか解消されます。

個人として行なっているのは、

次出すプリントをすぐに出せるように

しています。

子どもからほとんど目を離さずに

やろうとしているため、てこずった時は

側から見たら滑稽かと思います笑

 

"座り方"

ここにもポイントがあります。

正面に座るのがいいのか、

隣に座るのがいいのか。

ある本には、

自閉傾向の強い子どもの場合、

視覚指示がしやすいよう正面に座って指示を

出した方がいい。」

ADHD傾向の強い子どもの場合、

いろいろなところに注意がされてしまうことが

あるため、隣に座った方がいい。」

と書かれています。

 

ちなみに私は基本正面に座ります。

そして少しだけ身体を斜めに向けます。

 

視覚指示はすぐに出せますし、

注意がされやすい子には褒めの声かけのみで

こちらに引き戻せます。

なぜ斜めかというと、面と向かって座ると

緊張してしまう可能性があるからです。

もしかしたら今後ななめに座ってるのを

自閉傾向が強い子は嫌がるかもしれません。

そしたらその子だけ正面向いて座ろうかと

思います。

 

・絶対に認める

・こちらが間を与えない

・座り方

 

もちろんその他にも大切なことは

たくさんあるかと思います。

子どもがもっとも意欲的に活動できる方法を

これからも一緒に考えていきましょう。

 

それでは…

 

G