G先生の特別支援教室

ブログ初心者です。

#14 音読2

こんにちは。

特別支援教室教員Gです。

 

さて、音読のポイントです。

  1. 一定のリズム
  2. 褒める
  3. 変化を与える
  4. 変な間を作らない
  5. 常に明るく

とても大事です。

これができるようになると他の活動でも大きくスキルアップするといっても

過言ではありません。

早速見ていきましょう。

 

1.一定のリズム

指示から音読まで同じリズムの中にあるようなイメージです。

「追い読みをします。先生のあとについで読みます。(音読を始める)」

ここまで同じリズムで行います。

私自身音楽に長けているかというとそうでもないので、

伝えるとなると難しいのですが、メトロノームを使って

練習してみるとなんとなくわかるかと思います。

子どもの心地よいリズムというのが小学一年生でBPM120、

六年生でBPM110くらいと言われています。はじめは

これより少しだけ早いリズムを意識しましょう。

少し頑張ってついてこれるくらいのペースがよりドーパミンが分泌され、

意欲的に活動ができるのです。

 

2.褒める

当たり前じゃんと思われるかもしれませんが、これが結構難しいんです。

音読中にどんどん褒めていくのです。

子どもは音読のリズムが崩れると気持ち悪く感じてしまいます。

ここちよいリズムを崩さない中でどんどん褒めるのです。

そのためには、もちろん最低限のリズム感覚がなくてはいけません。

(もし自信がないようでしたら練習して身につけるしかありません)

子どもに聞こえる指示にしなければいけません。

子どもが読んでる間の褒め言葉はほとんど入りません。

(実際にご自身でやられてみるとわかります)

行と行の間で褒めるのです。

「~~くん、すらすら言えてるね。」

「~~さん、背筋まっすぐ。」

「声がそろってる。」

など短く褒めます。

当然言葉だけでは間に合わないです。

他の子への褒めで自分の姿勢を直そうとした子には目線を合わせて、

「よく聞いてたね。先生は君の頑張りを見てるよ。」

ということを言葉に発さずに伝えるのです。

 

3.変化を与える

同じ活動を毎回行うというのも子供にとっては苦痛、

または惰性になってしまいます。

先日述べたように私は3回で詩を変えています。

追い読み一つとっても変えることができます。

一度追い読みをした後、(全体的に声が小さかった場合)

「口を大きく開けて読みます。」 

と言ってから追い読み。

これだけでも変化です。

「真似します。」

と言ってから行ごとに声を大きくしたり、小さくしたり、

高くしたり、低くしたりします。

無音で口だけ動かす行なども作ると子供は注目します。

意外と高学年でも少し恥ずかしそうにしながら楽しくやります。

おふざけにも見えると思いますが、

・子供が楽しんでいる。

・教員を参照して行えている。

など自分なりに観点をもって行えば、効果的な活動となります。 

ただ面白おかしくおこなった後の軌道修正は

意識して行う必要があるため、練習が必要です。

 

4.変な間を作らない

先ほど1で一定のリズムというお話をさせていただいたように

音読では変な間がとても気持ち悪く感じます。

3で行った少しふざけたような変化をつけた場合、

変な間を作ってしまうと たちまちざわつきがおさまらず、

せっかく出来た音読の空気感が崩れてしまいます。

声が中々出してもらえなかったり、何度やってもうまく読めない子がいた場合、

どうしたらいいか悩んでしまいますよね。

方法を考えながら活動を続けさせるために少し自分の中に

ストックを作っておくとよいです。

「この方法はどうかな?」

「こんな読み方やりたいけどやったらどうなるかな?」

私は日々こんなこと考えていると子どもたちの顔が常に頭の中に浮かんできて

一人で楽しくなってしまいます。

 

5.常に明るく

これも音読に限らず全活動で大切ですね。

「音読って楽しいんだ。」

「お、次は音読だ!わくわくするなぁ!」

と毎回思わせなければいけません。

教員は常に笑顔でいましょう。

記憶をつかさどるワーキングメモリ(エピソードバッファ)に

音読は楽しいという記憶を残していくのです。

 

いかがでしょうか。

音読に限らず、他の活動でも多く活かせると思います。

そのためにも音読を練習して教員自身スキルアップしてみてはいかがでしょうか。

今日のポイントは以下の通りです。

  1. 一定のリズム
  2. 褒める
  3. 変化を与える
  4. 変な間を作らない
  5. 常に明るく

それでは…

 

G