G先生の特別支援教室

ブログ初心者です。

#07 行きしぶりの児童4

おはようございます。

 

Gです。

 

東京都の特別支援教室の教員をしています。

 

続きです。

行きしぶり1年生Sさんについてです。

 

お母さんとのお別れ方法

1.門をくぐってすぐお別れする。

 強制的に別れて、学校ではお母さんと一緒で

はないということを早い段階で

受け入れさせる。

2.タイマーで時間を決めてお別れする。

 時間の見通しを持たせる。

3.下駄箱まで一緒に行ってからお別れする。

 場所の見通しを持たせる。

4.教室まで一緒に行ってからお別れする。

 場所の見通しを持たせる。

5.教室で1時間目を一緒に過ごしてからお別れする。

 場所の見通しを持たせる。

6.最後まで教室にいる。

 学校に最後までいられたという成功体験を積ませる。

 

まずは時間の見通しで受け入れられるか見ました。

本人と話して時間を決めようと考えたのですが、

興奮がおさまらず、「やだ」の一点張り

だったため、こちらで時間を指定しました。

この方法では全く受け入れが出来ず、

むしろ時間が迫ってくるという

タイムプレッシャーのようなになってしまい、余計な緊張を与えてしまいました。

次に3.4.を行いましたが、これもそこまで

行ったらお母さんとお別れということを考え、

動けなくなってしまっていました。

 

結局時間がかかる、どこかのタイミングで

強制的にお別れさせる、とSさんにとって

辛いものとなってしまいました。

 

どんな対応がいいのだろう。

どこに根本的な解決策があるのだろう。

担任の先生の話やお母さん、Sさんの様子、

家庭環境を見ていくと少しずつ見えてくるもの

がありました。

まず、クラスの様子。

友達との関係もよく、他の友達と一緒に

楽しむ姿が見られました。時々指示が

理解できていないのか、キョトンとして周囲を

見渡すこともありますが、それで活動は

出来ています。

聴覚のワーキングメモリ(音韻ループ)の

弱さと参照能力に問題がないことが

うかがえますが、本件との関わりは

なさそうです。

興奮状態で引き渡してしまっていたのですが、

座席である程度じっとしてからすっといつもの

明るいSさんに戻るそうです。

一時的に解離している可能性も考えられますが、朝の記憶もしっかりしているため、

可能性は低いです。

 

あぁとても中途半端ですが、ここまでです。

もっと書くのが早くなればなぁと思います。

 

それでは…

 

G