G先生の特別支援教室

ブログ初心者です。

#01 児童の気持ちに寄り添って考える

こんにちは。

 

Gです。

東京都の特別支援教室の教員をしています。

 

初回はスマホで投稿しましたが、今回はPCから書きます。

太字に出来たり色付けられたり色々な機能があるんですね。

面白いですね。

 

さて、初回は何を書こうか。

伝えたいことはいっぱいあるのですが、

やはり私自身がいつまでも大事にしたいなと思っていることについて

書こうと思います。

 

それは

~児童の気持ちに寄り添って考える~

 

当たり前のことであるけれど、かなり奥深い。

とくに教師にとってしてほしくない行動をする児童の

気持ちに寄り添うということは、至難の業です。

 

イメージしてみましょう。

着席の活動中に立ち歩いてしまう児童。

なぜ?

~集中できないから~

大正解です。

よく児童を見ています。

どのような支援が必要でしょうか?

~立とうしたら座ることを伝える~

~T2に入ってもらって座るよう促す~

~座れていることを褒める~

素晴らしいです。

とくに最後の

~座れていることを褒める~

は本人が何が正しい行動なのかを教えるときには、

とても大事です。

おそらく皆さんやられてると思います。

 

ここまできて一度スタートに戻ります。

~立ち歩いてしまう~

~集中できない~

 

では、

~なぜ他の児童が集中出来ていてその児童だけ集中できないのか~

ここまで踏み込んで考えてみるのはいかがでしょうか?

ADHD傾向で常に落ち着きがないから~

もう一歩踏み込みましょう

~なぜADHD傾向の児童は落ち着けないのか~

 

人が落ち着くためには神経伝達物質ドーパミンが必要といわれています。

ドーパミンとは人に快楽を与えてくれる神経伝達物質と言われています。

ADHDの脳は、そのドーパミンを他の神経細胞に伝達しづらい状態なんだそうです。

 

そのため、他の児童より落ち着けずについつい動いてしまうのです。

今回の例とは違いますが、静かにしなければいけない場所で

ついつい声を出してしまうような児童も同様の原因が考えられます。

 

高学年になると、

「わかっているけど動いてしまう」

と言っている児童もいます。

 

まわりと自分の違いに気づき始め、悩む児童も出てきます。

まずはその辛さをつつんであげてください。

「今はじっとするとき」

わかっているんです。

我慢しなければいけないこともわかっているんです。

我慢しなければまた怒られてしまうこともわかっているんです。

それでも動いてしまうのです。

 

もちろんそこまでまだ気づけていない児童もいます。

ほとんどの児童は大人になっていく中で

どこかでこの辛さに直面すると思います。

 

我々は医者ではないので、

神経伝達物質にアプローチできる薬を処方することはできません。

 

しかし、共感してあげることはできます。

ここまで話してお分かりいただけたと思いますが、

離席してしまう児童にとって座っていられるということは

本当に頑張っていることなのです。

理解していただけた皆さんは、

彼らが座っているのを見たら、

今まで以上に本気で褒めることができると思います。

 

つい熱くなってしまいました。

文才もなく、ブログ初心者のため、なかなかまとめることのむずかしさを感じております。

 

私はこのように児童を見て、できたことを本気で褒め、

辛いことを本気で理解しようとしています。

 

どうしたら着席して活動ができるようになるか、

そこをお伝えしていなかったですね。

 

大変申し訳ないのですが、

そろそろブログを書ける時間がなくなってしまうので、

その話は後日に。

 

それでは…

 

G

 

※この事例はあくまでひとつの例であってすべての離席してしまう児童が

 この理由ではありませんのでよろしくお願いします